モルモットから飼い主さんへ、12のお願い

もし、モルモットたちが人間のことばを話すことができたら、どんなことを語りかけてくるでしょうか?

以下の文章は、モルモットのケア・医療に関する情報ウェブサイト Guinea Lynx  の参加者である Sabrina Speranza さんが、A Guinea Pig’s 12 Pleas For Owners として発表されたものの翻訳です。モルモットと暮らしたいと考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです。一部、日本のモルモットオーナーさんたちにわかりやすくするために意訳・変更した場所もありますのでご了承ください。
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1. 僕たち保護モルモット・おうちをなくしたモルモットの里親さんになってください。日本には、新しいおうちを探しているモルモットがたくさんいるんだよ。ペットショップやホームセンターからじゃなく、新しい家族を探しているモルモットをお迎えして、僕たちに新しいおうちをくださいね。

2. 僕たちをひとりぼっちにしないでください。僕たちは群れで暮らす動物だから、寂しがり屋なんだ。僕たちにはお友達が必要なんだよ。僕たちのことを飼いたいのなら、僕たちが必要とするものをきちんと理解してね。

3. 僕たちをおうちの中で飼ってください。僕たちみたいに小さくて、自分の身を自分で守れない生き物に、お外はとっても厳しい場所なんだ。

冬は暖かい場所に、夏は涼しい場所に、僕たちの過ごす場所を作ってね。みんなが僕たちの様子をよく見られるように、みんなが集まるお部屋に僕たちの居場所を作ってね。みんなの声が聞こえる場所、顔が見られる場所にいると、僕たちは安心するんだよ。

4. 僕たちに広いおうちをください。走り回ったりポップコーンジャンプをしたり、お友達と遊んだりをするために必要なスペースを用意してね。

走ることもできない小さなケージの中では、僕たちはほとんど動けないから、見てもつまらないよ。運動がしっかりできない場所に閉じ込められてしまったら、僕たちはハッピーなモルモットじゃなくなってしまうよ。

5. 僕たちが食べるものを覚えてください。干し草は緑色で、匂いのいい柔らかいものを選んでね。干し草は僕たちの歯が伸びるのを防いでくれるし、消化にもいいんだよ。

人間のみなさんと同じで、僕たちは自分の体の中でビタミンCを作ることはできないから、ビタミンCの入った緑色の葉っぱ野菜も忘れないでね。ペレットは質の高い、余計なものが入っていないものが必要だよ。

僕たちがいつでも冷たくて新鮮なお水が飲めるように、ボトルやお皿に入れるお水は毎朝きちんと替えてね。

6. 僕たちをケージの中に入れっぱなしにしないでください。構ってもらえないと、僕たちは退屈してしまうんだ。ケージの中から出して、遊んだり走ったり探検したりさせてね。でも、電気コード (かじっちゃうかも) や穴 (入りこんじゃうかも) に気を付けてね。ワンちゃんやネコちゃん、他の肉食や雑食の動物さんとはいっしょに遊べないよ!

7. 僕たちを回し車やハムスターボールで遊ばせないでください。ハムスターさんやラットちゃん用のおもちゃに無理に入れられると、足や背中を怪我してしまうよ。僕たちが好きなおもちゃは、紙袋や新聞紙なんだ(でも、かじって遊ばないように気を付けてね!)。あと、タオルで作ってもらったテントも好きだよ。怖くなってしまったときに中に入れる小屋やトンネルもいいなあ。

8. 僕たちの体のお手入れをきちんとしてください。僕たちの爪をちゃんと切ってね。毛皮が汚れてしまったら、モルモットが使っても安全なシャンプーで洗ってね。毛の長いモルモットには、ブラッシングも必要だよ。

9. 僕たちのお世話を子供さんたちに任せきりにしないでください。僕たちはおもちゃじゃないんだよ。子供さんが僕たちを飼いたいって思ってくれたからっていうだけの理由で、僕たちを飼わないでね。

僕たちをプレゼントや、ご褒美として買うのもやめてください。僕たちのお世話やごはん、ケージのお掃除は大人の皆さんにお願いします。もちろん、子供さんたちのおひざに乗せてもらったり、ナデナデしてもらったりするのはOKだよ。でも、その場合も大人の皆さんが付き添ってね。

僕たちの骨や歯はとっても折れやすいんだ。僕たちは小さいように見えるかもしれないけど、きちんと抱っこしてもらうには大人の力が必要だよ。

10. 僕たちを可愛がってください。僕たちを辛抱強く見守ってね。僕たちは自然界では他の動物さんたちのごはんになってしまう生き物だから、とっても怖がりなんだ。でも、時間をかけて愛情を注いでもらえれば、だんだん懐いてくる生き物でもあるんだよ。そして、いったん心を開いたら、あなたのことをずっと大好きでいるからね。だから、優しく時間をかけて可愛がってもらいたいんだ。

僕たちはワンちゃんたちとは違うから、大胆にわかりやすく愛情表現をすることはないかもしれません。でも、僕たちをよく見てくれれば、僕たちが僕たちなりのやりかたで、あなたたちを家族だと思っていること、感謝していることがわかるはずだよ。しっかり見てくれていなければ、見逃してしまうくらいの小さな愛情表現だけれど、必ずわかるはず。

11. 僕たちのこと、僕たちがどうやって生活しているかを理解してください。他の生き物たちと同じように、僕たちも病気になります。でも、もっと強い肉食の動物さんたちと違って、僕たちモルモットは弱みを見せないことで生き残ろうとするから、具合が悪いことや、弱っていることを隠そうとするんだ。

だから、僕たちの体重の記録をつけて、僕たちが寒すぎないか、暑すぎないかにちゃんと気を配ってね。僕たちの体がどんな状態か、毛皮がつやつやしているかどうかも確かめてね。目が澄んでいるか、耳がちゃんと聞こえているかどうかも。

12. 僕たちの体調に気を付けてください。僕たちのために、僕たちがどんなふうに暮らしているかを分かっていてね。年を取っても、できるだけ快適に過ごせるようにしてね。おじいさんおばあさんモルモットになってから病気をしたからといって、もう助からないと決まるわけじゃないんだよ。年を取ってからも、若いころと同じように獣医さんに連れていってね。

あなたにとって5年や7年は、あっという間に過ぎてしまう時間かもしれません。でも、僕たちにとってはその短い期間が一生のすべてなんだよ。僕たちにいちばんいい生活を与えてくれて、お世話をしてくれた日々のこと、僕たちはとても感謝しているからね。