モルモットがおうちに来たら

新しいモルモットを家族に迎えるのは、とても楽しいこと。最初は怖がって隠れ場所から出てこなくても、いったん警戒心を解いてくれれば、キューキューという高い鳴き声で迎えてくれる、オーナーさんの姿を見ると「撫でてー」と床に転がる、など、とてもよく懐きます。

しかし同時に、もともとは捕食される立場の草食動物であるモルモットは、元来はとても臆病な性質です。特に、保護された子は人に慣れていないことも多いため、抱っこするのも一苦労ということも。そのため、お家に迎えてからしばらくは、特に注意して扱ってあげたほうがよいでしょう。今回は、新しいお家に馴染んでもらうための工夫について書きたいと思います。
【お迎え当日編】
お水やペレット、干し草やペットシーツなどは、到着前にすべてケージに入れておいてあげるとよいと思います。ただでさえ落ち着かない中、バタバタと物の出し入れをされると、もっと落ち着かなくなってしまいます。

新しいモルちゃんが到着したら、まずはケージの中に入れてあげましょう。恐らく全速力でおうちに逃げ込むと思いますが、身を守る行動としてこれはとても自然なこと。無理に触ろうとしたりせず、しばらく放っておいてあげましょう。

人の気配がなくなると、隠れ場所から出てきてペレットや干し草を食べたり、お水を飲んだりします。だからといって、喜び勇んでまた近寄らないように!遠くから見守りましょう。

モルモットはお野菜が大好きなので、レタス等を少量だけ隠れ場所の近くに置いてあげるのもよいでしょう。ただしお店で購入された子や保護モルモットなど、あまりお野菜を食べなれていない子は、急に大量に食べるとおなかを壊してしまうこともあるので注意。

抱っこは、以前の家庭でよほど慣れたモルちゃんか、あるいは急いでお腹や足の状態のチェックをしたいなど特別な事情がない限り、しばらくは控えましょう。自然界では肉食の鳥などに捕食される動物だったモルモットは、空中に突然持ち上げられるのを本能的にとても嫌がりますので、すごい力で暴れ、思わぬ事故になることもあります。英国のモルモット飼育エキスパートによると、最短でも 48 時間は抱っこを控えたほうがよいようです。特に小さなお子さんのいらっしゃるご家庭では、お子さんがモルモットの可愛さの誘惑に負けて抱っこしようとしないよう、ご飯やケージのお掃除などは大人の方が付き添ってあげてください。

【お迎えから2日目~1週間】
個体にもよりますが、だんだんケージの中を探検したり、勇気のある子はお野菜や干し草を人間の手から取ったりという行動をするようになります。ただし、臆病な子はもっとかかることもありますので、「うちの子は懐かない」と悲しまず、無理せず見守ってあげてくださいね。

干し草やペレット、お水などを取り換える際には、名前を呼んだり、「可愛いね」「いい子だねー」と言ってあげたりと、優しい声で話しかけてあげましょう。飼い主さんの声がするとおいしいごはんが来る!と思ってもらえればしめたもの。

人間の手が近くに行っても逃げないようなら、手の匂いを嗅がせてあげてから頭や首のあたりを撫でたりするのも◎。その場合は必ず、撫でる手がモルモットに見えるように、モルモットの正面から。嫌がったらすぐに中止を。

犬や猫でも人間でも、新しいお家はとにかく落ち着かないもの。体の小さいモルモットならなおさらです。焦らず気長に見守ってあげてくださいね!

出典:「内気なモルモットを落ち着かせてあげるには」 (How Do I Settle Shy New Guinea Pigs?), The Guinea Pig Forum, 2015年7月25日閲覧

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