虹の橋の向こうにいる「さくら」ちゃんへの手紙

sakura「さくら」 ちゃん。
保護されたあなたが国立市へ、我が家へ幸せを探しにやってきたのは、去年の 3 月のことでしたね。

あなたはカフェオレのような毛色をした、黒い瞳の大きな、とてもきれいな巻き毛の女の子でした。

あなたはとってもかわいい子だったから、きっとあなたの里親になりたいと、たくさんの方からお申し込みが入るだろう、って、ボランティア仲間たちと喜んだことを覚えています。

既に新しいおうちで幸せな生活を始めていたあなたの仲間たちのように、人間の家族に大切に守ってもらえる生活を楽しんでほしいな、と、私たちみんなが願いました。

みんなで相談して、新しいおうちでプレゼントしてもらえるお名前が決まるまで、あなたを 「さくら」 ちゃんと呼ぶことに決めました。

春になれば、国立の街を夢のようなピンク色に染めてくれる桜の花。
住む人も、訪れる人も思わず笑顔にしてくれる花のように、あなたも新しいおうちでたくさん、たくさん愛されてほしいと願いました。

でも、その願いがかなえられることはありませんでした。

あなたはあまりに急に、国立市の桜が花開くのを目にすることもないまま、虹の橋の向こうに旅立ってしまいました。
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