モルモットにハッピーに暮らしてもらうためのクリスマスプレゼント 3 選 (と、避けた方がよいプレゼント 1 選)

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pexels-photo-190931もうすぐクリスマス。モルモットと暮らしておいでの皆様の中には、愛モルちゃんにどんなクリスマスプレゼントを買おうか、まだちょっと迷われていらっしゃる方もおられるのではないでしょうか ?

とはいえ、人間とは幸せの基準が全く違うモルモット。何を買ってあげればよいのか、何をプレゼントすればモルちゃんは喜んでくれるのか、迷われる方も多いと思います。

そこで今回の記事では、愛モルちゃんにますますハッピーに暮らしてもらうためのプレゼントのアイディアを、10匹の先住モルモットたちと暮らす「くにたち」代表とマネージャーが独断と偏見でご紹介いたします。

【1】いつもとちょっと違う牧草
20668731_1415623245180670_766682969_nモルちゃんの健康維持に欠かせないものといえば、やはりチモシーを中心とした牧草ではないでしょうか。

牧草中心の食事は不正咬合を防いでくれるばかりでなく、豊富な繊維質でお腹の掃除にも役立ちます。また、引っ張り出して遊んだり、くわえて遊んだり、好きな部分を探して掘ったりと、モルちゃんのエンリッチメント (豊かな暮らし) にも役に立ってくれたりします。

いつもはチモシー一番刈りを中心に食べさせておられる方も多いと思いますが、たまにはちょっと味の変わった牧草を牧草入れに混ぜてあげたり、部屋んぽの際にトンネルの中に隠してみたりと、モルちゃんに変化を楽しんでもらうのはいかがでしょうか?

モルモットはもともと「餌を探して、安全な狭い場所を探検する」ことの好きな生き物です。いつもの牧草の中に少しだけ違う味の牧草が入っていることで、「これは何だろう?」と引っ張り出してみたり、「他にもないかな」と歩き回ってもらったりすることで、モルちゃんの好奇心を刺激し、張りのある生活をしてもらうことができます。

ただしペレットの切り替えの際と同じく、突然大量に食べなれない牧草を食べてしまうと、ガスがたまったり消化不良を起こしたりする子もいます。食いつきが良いからといっていきなり大量に食べさせず、様子を見ながら少しずつ、がポイントです。

また、アルファルファ牧草やクローバーは、大人モルちゃんには高カロリー過ぎる・カルシウム分が多すぎるので、与えるときは思いっきり控えめにするのが無難です。

◎オーツヘイ
abundance-315443_960_720嗜好性が高いイネ科の牧草です。(どうやら) ほのかに甘いらしく、食いつきがとてもよいのが特徴です。

牧草市場の「オーツヘイ」のページにも「オーツヘイは、嗜好性が特段に高い牧草です。牧草が苦手な子の、きっかけ牧草としてチャレンジしてみてください。」と記載があるほどです。

嗜好性が高い割に繊維が 34.0%以上 (同ブランドのチモシー一番刈りは粗繊維36.0%以上)と、なかなかヘルシーな模様。カルシウムが2.5%と、同ブランドのスーパープレミアムチモシー一番刈り(5%)よりも低いのも見逃せません。どうしても牧草をたくさん食べてくれないモルちゃんへのプレゼントにいかがでしょう。

ただし、穂の部分は結構高カロリーなので、ダイエット中のモルちゃんの場合は除去してあげたほうが無難そうです。逆に病後回復期など、体力をつけたい時期には積極的に食べてもらうと良いとか。

また、あくまでもくにたちモルモットたちをお世話する中での印象ですが、オーツをたくさん食べるとガスがたまりやすくなる子が若干名見受けられました。ガス体質の子にはちょっと注意の必要な牧草かもしれません。

【くにたちモルモットたちに受けの良かった二種類】
・スーパープレミアムオーツヘイ (ココロのおうち) http://www.kokousa.com/product/2074
・オーツヘイ スーパープレミアムグレード (牧草市場) https://item.rakuten.co.jp/bokuso/952234/

◎オーチャードグラス
orchard-2145154_960_720柔らかい葉っぱの多い牧草です。青々としていて葉っぱの多い牧草が好きなモルモットたちに大ヒット!

病後の回復期であまり硬い牧草が食べられない子も、オーチャードグラスなら食べてくれる子が多いです。また、一番刈りチモシーに混ぜておくと、「葉っぱの多いところはー?」と懸命に探してくれる子もいます。

ただし、「ココロのおうち」様ページによると若干カルシウム分が高いそうなので、尿道結石を患っている子や、石がつきやすい・たまりやすい子には要注意とのこと。

【くにたちモルモットたちに受けの良かった二種類】
・APD アメリカンペット マウンテングラス(オーチャードグラス) (アメリカンペットダイナー): http://www.kokousa.com/product/2074
・オーチャードグラス (Oxbow): https://item.rakuten.co.jp/bokuso/952234/

【2】新しい給水器
lao_161002_a給水器からお水を飲むモルちゃんも多いかと思いますが、この給水器もずっと使っているとどうしても傷がついたり、水が出にくくなったりと劣化してきます。

また、プラスチックの場合はどうしても経年劣化が起きやすいため、小さな傷ができて清潔に維持できなかったり、場合によっては水漏れが発生してしまったりします。

このような場合は、思い切って新調してあげるのもおすすめです。

ただし、新しい給水器に慣れるまでにはしばらく時間がかかる子もいますので、古い方が壊れていない場合はすぐに捨てず、しばらくは同時にケージに設置してあげるのも手です。

「煮沸できないプラスチックはちょっと不安…」という方には、ウサギさん柄ですが、ガラス製の給水器もあったりします。

また、最近ではボトルタイプではなく、ケージの金網の間に差し込んで使うお皿タイプや、陶器製の床置きサイフォンタイプも登場しています。

「給水器は苦手な子だけどお皿だとひっくり返してしまう」という困ったちゃんや、前歯や顎に問題があって給水器だと飲みづらい子には、このようなタイプのお水入れもおすすめです。

【3】 モルモットに詳しい病院での健康診断
medical-563427_960_720臆病な草食動物という特性から、飼い主さんにも病気を必死で隠してしまうモルモット。

「何かおかしい」「なんだか元気がない」と思ったまま、「でも食欲はあるし」「でも元気はあるし」と放置していると、ある日突然劇症化し、手の施しようもなくそのまま…ということも決して珍しくありません。

また、無症状のまま進行する病気も少なくなく、検査をしてみて初めて発覚する病気もたくさんあります。

このような場合、すぐに駆け込むことができる地元のかかりつけを持っておくのも非常に大事ですが、少し足を延ばしてでも行ける距離にエキゾチックアニマル専門病院がある場合は、そちらの病院で「人間ドック」ならぬ「モルモットドック」、健康診断をしていただくのはいかがでしょうか。

「でも、うちの子は病院が嫌いだし…」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、環境の変化が嫌いなモルモットには、確かに通院をストレスと感じる子が多いのも事実です。

その一方でいざ病気になった際、不安いっぱいの飼い主さんに遠くの病院まで連れ回され、よくわからない場所で検査をされるよりも、ある程度勝手のわかった場所で治療してもらえるほうが、モルちゃんにとっては安心できるのではないでしょうか。

また、モルモットのみならず生き物と暮らす上で必ず考えておかなくてはいけないのが、ペットの老化にどう対処するかという問題です。

kitten-569956_960_720人と同じく、動物たちも年齢を重ねれば病気にかかりやすくなり、歯や目、関節といった場所に問題が起きることもあります。

そして、まだまだ患獣数の少ないモルモットを適切に治療できるのは、やはりエキゾチックアニマルの専門院に頼ることになるのが現状です。

また、担当してくださる先生や看護師さんに直接お会いし、どんな治療方針なのか、どんな診察内容なのかを把握しておくことで、飼い主さん側も、いざという時に安心して愛モルちゃんをお預けすることができるのではないかと思います。

元気なときの様子を先生に見ていただくことで、いざ元気を無くした際の様子の変化もよりよく理解していただけるという考え方もあります。

加えて、「予約の取り方」「駅からのアクセス方法」「通院までの時間」などの一見何でもない情報も、いざ大変な事態になってから慌てて調べるのと、何もない落ち着いた状態で一度経験しているのとでは、飼い主さんの平静さが違います。

早期発見することで、本来ならば長い長い時間をかけて治療しなくてはならなかった病気も、治療期間が短くなったり、例えば手術以外の方法で処置することもできるかもしれません。

「どうしてもっと早く気付いてあげられなかったんだろう」と後悔する前に、そして、できることなら来年も楽しいクリスマスを一緒に迎えることができるように、是非新年の通院を検討してみてはいかがでしょうか。

【避けた方がよいプレゼント 1・大量すぎる/食べなれない野菜と果物】
thanksgiving-3004005_960_720愛モルちゃんの喜ぶ姿が見たい飼い主さんは、「クリスマスだから」「お祝いだから」と、いつもなら食べさせない甘い果物やお野菜をたくさん食べさせてしまいがちですが…実はこれ、結構危険です。

そもそも、モルモットが食べてはいけない(毒になる)食べ物は、アボカドやネギ、芋類など結構たくさんあります。

粗食でも問題なく生きられるような体の構造をしているモルモットが、いつも食べなれない野菜を突然たくさん食べると、消化不良や下痢を起こしてしまうことがあります。

rotting-potatoes-185928_960_720また、その子の体質や体調によっては、例えば「ニンジンを食べるとガスがたまる」「果物を食べると食滞になる」など、他のモルちゃんには全く問題のない野菜や果物が体調の悪化を引き起こしてしまうこともあります。

これは、「小動物のおやつ」として売られている商品でも同じです。他の子が問題なく食べているからといって、自分のモルちゃんが大量に食べても問題がないかどうかは、食べさせてみないとわかりませんので、かなりなギャンブルになってしまいます。

そして万が一クリスマスイブ以降に体調が悪化してしまうと、年末年始の動物病院の休診が始まるころに決定的に体調が悪くなり、大晦日を救急病院で過ごすことになったり、あるいはもっと悲しい結果になってしまうこともないとはいえません…。

お野菜に目の色を変えるモルちゃんの愛らしい写真が「悪夢のような年末の始まりの記録」、もしくは「最後の楽しかった思い出」になってしまわないよう、お野菜は分量も種類も控えめに。

【おわりに】
gifts-2998593_960_720モルちゃんも飼い主さんも元気になってくれるプレゼント選びのご参考になりましたでしょうか?

このほかにも「新しいキャリー」「もう少し広いケージ」など、モルちゃんの健康な生活に役立ち、飼い主さんにもモルちゃんにも嬉しいプレゼントはたくさんあるかと思いますので、是非いろいろと知恵を絞ってみてはいかがでしょうか。

しかし、保護ボランティアとしてたくさんのモルモットたちと飼い主さん達の橋渡しをお手伝いしてきた身、病気に悩むモルちゃんと飼い主さんに「暮らし方」や「考え方」のアドバイスを提供することもある身としては、やはりモルちゃんに渡すことができる最高のプレゼントは「いつも通りの平和な暮らしをできるだけ続けてあげられる環境づくり」、そして「飼い主さんが100%の注意を向けてあげることのできる時間」だと感じます。

もともとは臆病な草食動物で、本来ならば毎日がサバイバルの繰り返しであるはずのモルモット。人間のような大きな生き物に愛着を持ってくれたり、堂々と寝ている姿を見せてくれたりするほうが、むしろ奇跡に近いことなのかもしれません。

それだからこそ、飼い主さんがモルちゃんについての知識を深め、モルちゃんの目線でものごとを見るように努め、モルちゃんのペースで一緒のひとときを過ごし、モルちゃんの体調にしっかり注意を払ってあげることが、何よりのプレゼントになるのではないか、と最近、良く感じます。

皆さんと皆さんのモルちゃんが、楽しいクリスマスとお正月を過ごされますように!

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