備えあれば憂いなし! もしものために用意しておきたい「モルモット用通院グッズ」

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pexels-photo-293229「帰宅したら、なんだかうちのモルモットの元気がない、うんちもおしっこも量が少ない。いつもの病院に慌てて電話したら、幸い「すぐに来てください」と言ってもらえた。取るものもとりあえず、さあ急いで通院!」

モルモットと暮らしたことのある飼い主さんなら、一度や二度は必ず出くわすシナリオです。

しかし、いざ飛び出してはきたけれど、あまり突然のことで・気が動転して何も準備をしておらず、かなり困ったという方も少なからずいらっしゃるようです。

モルモットを連れていれば気軽にコンビニやスーパーに駆け込むこともできませんし、突如として「あれもない、これも持ってきてない」状態に陥ってパニックになってしまうことも…。

そんな事態を未然に防ぐために、「モルモットハウスくにたち」では、モルモット用品の近くに通院に必要なグッズを入れたバッグやポーチを用意し、いつでも持ち出せるようにしておくことをお勧めしています。災害などの際、急に外に出る必要が生じた場合の用意にもなります。

これまでに「くにたち」卒業生たちの緊急通院のサポートをした経験、そして緊急出動や緊急通院などで頻繁に動物病院に通院するくにたちマネージャー、定期通院担当のくにたち代表が経験をもとに考えた内容を、以下にまとめてみました。

もちろん、ここに掲載した内容はあくまでも「参考」です。中身はモルちゃんの健康状態や通院方法、季節などにあわせ、飼い主さんご自身がカスタマイズしてあげてくださいね!

0) キャリー
comp_01モルモットをお迎えしたら、まずは購入したいのがキャリーです。緊急避難のときの緊急ケージ代わりにも、お掃除の際の一時避難場所としても使えるため、当方では犬猫用のハードタイプ(プラスチック)をお勧めしています。

特に公共交通機関で通院される方であれば、安全上の観点から、ソフトタイプ (布製) ではなくハードタイプをおすすめします。

また、シールやキーホルダー、お守りなどのデコレーションは、誤嚥誤食の可能性があるため、外すことをお勧めしています。

普段何も齧らない子でも、体調が悪いときはフラストレーションがたまるのか、もしくは苦しさのためか、布や紐を齧る子もいます。体調不良の際には普段とは違う行動を取ることもあるので、思わぬ事故を防ぐためにも、危険なものは取り除いておいたほうが無難です。

キャリーについては過去にも記事を書いておりますので、よろしければそちらもご参照ください。
◎ソフト VS ハード: https://wp.me/p6uuVs-GP
◎横開き VS 前開き: https://wp.me/p6uuVs-19w

1) 三番刈り・バミューダグラスなどの柔らかい牧草 (サンプルサイズ)
21733299_1859906824339320_1814524332_nモルモットは常に食べ続ける必要のある生き物ですので、移動中も牧草を食べてもらえるのが理想的です。

環境の変化が苦手なため怯えてしまいがちな移動も、牧草のにおいがするとリラックスしてくれるので、モルちゃんの気持ちも落ち着きますし、退屈しのぎにもなります。多少の揺れも、敷き牧草がクッションとなって吸収してくれることもメリットです。

しかし、太い茎の混じった硬い一番刈りの上に長時間座るのは体に負担がかかりますし、常に揺れ続けているキャリーの中では茎がモルちゃんの体に刺さってしまうこともあります。

目に刺さってしまったりしては一大事ですので、キャリーに入れるのは柔らかめの牧草が望ましいでしょう。

ご自宅から牧草を投入していくのが理想的ですが、予想外にたくさん食べてくれたり、中で盛大に排泄して食べられる部分がなくなってしまうことも想定し、追加投入用の小さめの袋を持参すると便利です。

牧草市場ココロのおうち など、牧草を取り扱う店舗では、サンプルサイズを安価に購入できることもありますし、複数袋を購入したり、キャンペーン中などの場合はおまけとしてついてくることもあります。いつもの牧草やグッズをご購入される際に、同時に注文されてみてはいかがでしょうか?

なお、どうしても一番刈りしか見当たらない場合は、太めの茎だけでも手で取り除いてあげると良いでしょう。

2) ヒエロン+貼るタイプのカイロ
「夏でもカイロ?」「冬でもヒエロン?」とお思いになる方もおられるかと思いますが、お届けや保護で日本各地からモルモットを移動させてきた経験を持つマネージャーとしては、どの季節でも二種類とも常時携帯されることをお勧めします。その理由はずばり、「キャリーの中の温度は予測不能だから」。

密閉されたキャリーの中は、周囲の環境の変化で、あっという間に温度が変化します。

これまでの移動経験だけでも、厳寒期2月の新幹線移動の際、キャリー内の温度が25度近くまで上昇したことも、風が強い5月夜の通院の際、プラスチックのキャリーが10分そこそこで冷え切ってしまったこともあります。

このような場合、カイロやヒエロンを用意しておくと、緊急温度対策はとりあえず取ることができます。

【注意: 貼るカイロはキャリーの外側に & 貼るのは一部だけ!】
カイロは周囲の酸素を燃焼させて暖かい空気を作り出すため、キャリー内に貼るのはNG! 貼る場合はキャリーの外側か、キャリーカバーの外側に貼りましょう。

また、キャリーの外側の底に貼る場合は、底全面に貼ってしまうと、暑すぎた場合にモルちゃんの逃げ場所がなくなってしまいますので、床面積の半分以下にとどめてあげましょう。

もちろん、モルちゃんの口が届かない場所に貼る必要があるのは言うまでもありません。

3) ウェットティッシュか赤ちゃん用おしりふき
doctor-room-interior-business-79858モルちゃんと一緒に移動していると、どうしてもキャリーから牧草・うんちが転がり出たり、メッシュドアぎりぎりの場所でおしっこをされてしまったりと、ハプニングが起きがちです。

そして移動中に手が汚れてしまっても、キャリーを持ったままでは洗面所にもなかなか行きづらいもの。

そのような場合にも、無香料・アルコールフリーのウェットティッシュや赤ちゃん用おしりふきがあると、さっと手や汚れを拭けるので便利です。

4) シリンジ & ウォーターボトル
pexels-photo-674338移動中の最大の問題といっても過言ではないのが「給水」です。

給水ボトルを取り付けることのできるタイプのキャリーもありますが、バスや電車、車が急停車したり、キャリーを誤って落としたりした場合、体が飲み口にぶつかると非常に危険なため、移動中は外しておき、病院の待合室等で再度装着してあげるのが無難です。

また、車でも公共交通機関でも、移動中のキャリーはかなり揺れます。立ち上がり、立ち止まり、床に置き、持ち上げなどして揺れるたびに、水がこぼれたり漏れたりしたりを繰り返した結果、気が付いたらキャリーの中が水浸し、モルちゃんはびしょぬれ、などということも…。

また、もともと給水ボトルを使わない子の場合は、水皿ではさらにこぼれやすくなるため、水分補給の方法には悩まれる方も多いかと思います。

加えて、キャリーの中では自分からお水も飲まず、野菜も食べてくれない子もいるため、水分補給をどうするかは、なかなか悩ましいところです。

christ-chapel-2153525_960_720そのような場合でも、蓋が開いて採水ができるタイプのウォーターボトル(人間用水筒)、そしてボトルに差し入れて水を吸うことのできる シリンジ があると、少し揺れが収まったタイミングでシリンジでお水を飲ませてあげることができ、非常に重宝します。

また、強制給餌用のパウダー を持っていれば、万が一の災害などで避難しなくてはならず、モルちゃんが驚いてなかなか食べてくれない場合にも使えます。

5) 携帯用衣類ブラシ
pexels-photo-45059上にも書いたように、牧草のかけらや毛が飛んだりと、どんなに気をつけていても、モルちゃん連れでの移動は「落とし物」が発生しがちです。また、自分の服も気づいたら毛だらけ、ということも…。

そんな場合も小型衣類ブラシがあると、公共交通機関やタクシーの座席をささっと払ったりと、スマートに対応することができます。

公共の場には動物好きな人ばかりとは限りませんし、アレルギーの方もいらっしゃる可能性があります。できるだけ迷惑をかけないように、周囲にもできるだけ気を配って移動しましょう。

6) 厚手のジップロックバッグかビニール袋、小型コンテナ
お野菜を入れる、大便や小便を採取した入れ物のサンプル入れ、ゴミ入れなど、使い勝手はいろいろ。複数あるといろいろ使えるため、結構便利です。

7) メモ帳とペン・筆記用具
pexels-photo-390574緊急通院の際はとかく気が動転しがちなもの。しかし、獣医さんの指示を正確に聞き、モルちゃんに適切な治療を施してあげることができるのは飼い主さんだけですので、ここはしっかりと気を落ち着け、正確に先生のお話を頭に入れる必要があります。

とはいえ、耳だけで聴いているのでは、聞き漏らしや誤解が生まれてしまうこともあります。特に お薬の用法や容量・頻度 などは、間違えると命にかかわる事態になることもあるため、メモに取っておくことをお勧めします。

スマホやタブレットでメモを取っても良いのですが、例えば投薬の際などにはしばしば「画面を見ながら正確な分量のお薬を用意し、モルちゃんに投薬を行う」という作業が必要になるため、画面が消える心配のない・誤変換がない紙のメモのほうが安心できるように思います。

7.5) 緊急連絡先を書いたメモ
気が動転しているときは、普段は全く問題なく思い出せることも出てこなくなることもあります。

かかりつけ獣医さん・実家・ご自宅などの電話番号と住所をメモに書いて手帳に挟んでおくと、例えばタクシー移動の際などに便利だったりします。

8) 通院用財布 & 動物病院の診察券
pexels-photo-704150いつも現金を多めに持ち歩くタイプの方であれば必要ないかもしれませんが、いざ愛モルちゃんの体調が悪くなった際にすぐに手持ちの現金がない! となると、かなり焦ってしまいますよね。

そんなときのために緊急通院用のお財布を用意しておいて持ち出し袋に入れ、緊急用のお金を少し取り分けておくと安心です。

お財布には動物病院の診察券も入れておくと、どこにしまい込んだか探し回らなくてすみます。

9) 携帯/スマホ用バッテリー
pexels-photo-586340特に初めて行く・久しぶりに行く病院の場合、スマホの地図を頼りに移動することもあるかと思います。

「最初に行った病院が休診で別の病院に行く羽目になった/モルモットの診察ができず、別の病院を紹介された」という事態になった方も、少なからずいらっしゃる模様です。

このような状態で、もしスマホやタブレットの充電が切れてしまっていたら…?

また、愛モルちゃんの健康管理のためにスマホのアルバム・メモ機能を活用しておられる方も多いのではないでしょうか。いざ獣医さんに気になる部分を説明しようとした際に充電切れ、は困りますよね。

災害等で避難する際にも、ライフラインとなるスマホやタブレットはできる限り長く使いたいもの。そんな場合に備え、バッテリーを用意しておくと安心です。

充電がゼロになると、もう一度電源オンにできるまでに時間がかかる機種も多いので、ちょっと危ないかな? くらいの段階で充電を開始しておくことをお勧めいたします。

10) レーヨン等の薄い風呂敷・フリークロス
pexels-photo-365067キャリーカバーを使っていない・急に持ち出せなかった方でも、大きめの通気性の良い布や風呂敷でキャリーを包んであげると、隙間風や外の音・においもある程度遮断でき、キャリーから牧草などが落ちる事故もかなり防ぐことができます。

また、どうしてもキャリーをベンチや床に置く必要がある場合でも、布を敷いてからキャリーを上に載せてあげると汚れ対策にもなり、直接冷気や熱気がキャリーに触れないため安心です。

診察前の抱っこの際に、布で体をくるんでから持ち上げると安心する子も多いため、一枚あると重宝します。

11) 大きめの折りたたみエコバッグ
59280_CEUB帰宅時にはお薬や、場合によっては点滴等の治療用品を持ち帰ることもあるため、荷物が一気に増えてしまうこともあります。

もちろんビニール袋をもらうこともできますが、いろいろなグッズをまとめて持ち帰ることができる大きめのエコバッグが手元にあると小回りが利きます。

「くにたち」マネージャーは パタゴニアのエコバッグ を愛用しています。やや厚手のキャンバス地でしっかりしているのですが、畳むこともできる程度の厚さのためバッグの中でも邪魔になりません。しかも、上述のキャリーカバー代用布を持ち出せなかった場合、「ちょっとだけキャリーを下に置きたいけど、地面やコンクリートに直接置くのは冷たそう」なんて場合には下敷きにもなり、とても重宝しています。

12) (人間用の) 携帯用非常食
ちょっと意外に思われるかもしれませんが、実はこれ、あるとないとでは大違いです。

緊急通院は早朝、もしくは夜間のこともあります。モルちゃんの具合が悪いことに気づき、急いで病院に連絡を入れ、「急いで来てください」と指示をもらい、必死の思いで駆け付け、処置をしてもらい、検査をし…

で、気が付いたら朝から何も食べずに長い長い時間が経過していた、などということもあります。「ちょっと外のコンビニへ」程度の余裕もないときは本当にないので、心配の余り痛むお腹にさらに負担がかかってしまうことも。そんなとき、Soyjoy1本、チョコレート1枚を口にできるだけでも、だいぶ違います。

当たり前ですが、腹ペコの状態では人間の頭はしっかり働きません。モルちゃんのために最良の選択をするため、また落ち着いて獣医さんや看護師さんにモルちゃんの状態を伝えるため、人間のコンディションもできる限り良い状態に保っておきたいものです。

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